ユースキン製薬のうるおいエイジングケアプログラム

施術マイスターが語る 健康コラム

第5回

梅雨の時期の過ごし方

 今回は「梅雨の時期の体調の変化」についてお話ししたいと思います。今年は梅雨入りが早かったですね。私の住んでいる関東地方では5月29日に梅雨入りとなりました。毎年のこの時期、お身体がつらいという方が多いのではないでしょうか?
ここで、梅雨に体調を崩す方の原因を大きく3つ挙げたいと思います。
1、 気圧による変化
2、 湿度による変化
3、 ホルモンの問題
  
 ひとつ目の「気圧」ですが、この時期は気圧が下がります。すると身体の内圧が上がり、「膨張する感じ」が出てきます。特に膝、足首などの関節、腰や首の椎間板、頭蓋骨は、中身が空洞になっていますから、その影響を受けやすいのです。よって雨が降った時に腰が痛いとか膝が痛い、頭が痛いという方が出てくるわけです。

次に「湿度」の問題です。もともと身体には正常な水分量というものがあります。その水分量が増えると身体に悪影響を及ぼします。特に湿度の影響は大きく、これを東洋医学的に「湿邪(しつじゃ)」と言います。梅雨の時期に身体の重だるさやむくみ、食欲不振、下痢、胸の苦しさなどの症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか?

最後に「ホルモン」の問題です。ここではセロトニンについてお話したいと思います。セロトニンの役割として、「気分をスッキリさせる」「自律神経を調節する」「痛みをコントロールする」などの作用があります。このセロトニンは日光を浴びることで増やすことができるのですが、梅雨の時期はその日光の量がどうしても減りますよね?よって「気分が優れない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ではこれらにおいてどのように対策を練ればいいのでしょうか?

~対策について~

① 運動をする
運動により関節を適度に動かし、関節内圧を下げる効果があります。また発汗することで体内の余計な水分を出す事ができるのです。そしてセロトニンは日光を浴びるだけでなく運動によっても増やすことができます。

② 水分を欲するような食べ物には注意をする。
甘いもの、塩辛いもの、アルコール類を摂ると水分が欲しくなります。過剰に水分を摂り、むくみやすくなります。

③ 日光を浴びる
梅雨の時期、日光を浴びる機会が少なくなるのですが、もしその中でお天気のいい日があれば、極力短時間でいいので日に浴びるようにした方がいいです。

④ 早寝早起きを心がける
生活のリズムを作り、自律神経を整える事が大切です。夜遅くなりがちな方は、何も用事がない場合は極力早くベッドに入るように心がけることが大切です。


プロフィール

小林 篤史

柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

小林 篤史

一般社団法人日本施術マイスター養成協会代表理事
宮前まちの整骨院
http://www.machino119.com
日本初の猫背矯正専門治療院
「V-Style(ヴィスタイル)」
http://www.v-style.me

神奈川県横浜市出身。高校時代、横浜商業高校にてプロ野球選手を目指していたが、腰痛など度重なる故障により挫折。その中で日々の健康管理の重要性を感じ、日本大学文理学部体育学科に進学、トレーニング理論、機能解剖学を専攻した。卒業後、某フィットネスクラブにて指導にあたった後、治療家への門を叩くカイロプラクティックのD.C.、冷え症治療の第一人者、顎関節治療の専門家など、いろいろな先生に師事した。整形外科、整骨院、整体院、鍼灸マッサージ院などの勤務経験を積み、2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院・宮前まちの鍼灸マッサージ院」を開院した。以後「ビオラ整骨院グループ」を設立し、整骨院3院を経営。健康講座など地域への活動も行っている。また、治療家向けセミナーも開催し、後進の育成にも力を注いでいる。
※ドクター・オブ・カイロプラクティック

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