ユースキン製薬のうるおいエイジングケアプログラム

施術マイスターが語る 健康コラム

第7回

日焼け後の意外なトラブルとは?

今回は「日焼け後の意外なトラブル」についてお話ししたいと思います。
今年の夏は本当に暑いですね。国内各地でも猛暑が続き、とうとう日本の最高気温が塗りかえられました。また、海やプールに行く人が多く、テレビでも連日のように放映されています。私も先日、海水浴に行きましたがシートの置き場がないほどの賑わい方でした。このように暑い日が続くと、特に気になるのが「日焼け」によるトラブルです。この時期は、女性なら誰でも日焼けを気にされると思います。確かに日焼けはシミやソバカスの原因となります。そういう意味で日焼け予防をしている方は多いのではないでしょうか?しかし、私の体験からすると、日焼け後のトラブルは美容面だけではないと考えています。身体にとっては、深刻なトラブルになりかねないのです。それは「日焼けにより自律神経の異常を引き起こす」ということです。どういう意味が説明したいと思います。
日焼けは一種の火傷(ヤケド)です。日焼け直後はヒリヒリと痛みますよね。これは、皮膚に炎症が起き、痛覚が反応することから起きます。ここで考えていただきたいのは、この痛みが腕だけではなく、背中じゅうに起きていたらどうなるか?ということです。日焼け後にちょっとつらい思いをされた方は分かると思いますが、結構つらいですよね?
このような時は、身体がうまく動かないですし、動かしたくないものです。ちょっとした動きでも痛みが出るので、なるべく皮膚が擦れないように静かにしていることが多いです。
  

ただ、そういう状態が続くと、当たり前ですが筋肉が固まってしまいます。特に痛みが出ている場合は、身体の防御反応として筋肉が硬直する傾向にあります。日焼け後に肩や背中がコリ固まってしまうことが多いのは、そういう理由からなのです。
更に、脊椎付近には「自律神経」を司る「自律神経幹(じりつしんけいかん)」という自律神経の束が多く存在します。こうした背中の筋肉の硬直が、自律神経幹を刺激し自律神経の異常を引き起こすことにつながっています
また、日焼け後の痛みは時間が経つとかゆみに変わりますよね。かゆい時も痛覚が反応しますので、やがで筋肉が固まります。すると、さらに自律神経が乱れるという負の連鎖が起きてしまいます。
意外かもしれませんが、夏場の日焼けは肌トラブルを起こすだけではなく、身体の機能にも影響するということを覚えておいてほしいと思います。だからこそ日焼けケアが重要なのです。


日焼けケアで徹底してほしいこと
○外出する際は、日焼け止めを必ず塗っておくこと
○日焼けをしたら、冷たい濡れタオルや氷嚢などで冷やすこと
※冷やす際に「保冷剤」は使用しないようにして下さい。保冷剤は身体を冷やす為のものではなく、食品を冷やすために作られたものです。冷え過ぎたりして、かえって身体に悪影響を及ぼすこともあります。

 

プロフィール

小林 篤史

柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

小林 篤史

一般社団法人日本施術マイスター養成協会代表理事
宮前まちの整骨院
http://www.machino119.com
日本初の猫背矯正専門治療院
「V-Style(ヴィスタイル)」
http://www.v-style.me

神奈川県横浜市出身。高校時代、横浜商業高校にてプロ野球選手を目指していたが、腰痛など度重なる故障により挫折。その中で日々の健康管理の重要性を感じ、日本大学文理学部体育学科に進学、トレーニング理論、機能解剖学を専攻した。卒業後、某フィットネスクラブにて指導にあたった後、治療家への門を叩くカイロプラクティックのD.C.、冷え症治療の第一人者、顎関節治療の専門家など、いろいろな先生に師事した。整形外科、整骨院、整体院、鍼灸マッサージ院などの勤務経験を積み、2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院・宮前まちの鍼灸マッサージ院」を開院した。以後「ビオラ整骨院グループ」を設立し、整骨院3院を経営。健康講座など地域への活動も行っている。また、治療家向けセミナーも開催し、後進の育成にも力を注いでいる。
※ドクター・オブ・カイロプラクティック

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