ユースキン製薬のうるおいエイジングケアプログラム

施術マイスターが語る 健康コラム

第9回

冬場の「猫背」に要注意!!

 最近、少しずつ冷えてきましたね。コートがないと少し肌寒く感じる季節になってきました。寒くなり気温が下がると、身体にもいろいろな支障が出てきます。その原因はさまざまですが、今回は意外な原因のひとつとして、私の専門である“猫背”について触れていきたいと思います。

すでにご存だと思いますが、“猫背”は「肩こり」や「腰痛」、「頭痛」といった身体の不調につながります。さらには「うつ」などの精神的な症状にも影響を及ぼすとも言われています。そんな中、このような症状の方々がもっとも多く現れる季節をご存じでしょうか?それは、寒さを感じ始める冬場のシーズンなのです。


なぜ冬場に猫背になりやすいのでしょうか?
人は寒さを感じると、身体の中心部を保温しようとします。そうすると背中を丸めて自然と猫背の姿勢になります。また、身体が冷えると自律神経に乱れが生じて、胃腸の働きが低下する場合もあります。皆さんの中にも、寒くなるとおなかがゆるくなったり、便秘気味になり、気づくと身をかがめておなかをおさえている、なんて経験はないでしょうか?
さらには、背中が丸まった状態で「寒い!」と震えていると、筋肉を固くしてしまいます。その状態が長く続くと筋肉は凝り固まり、やがて肩こりや頭痛などつらい症状を作り出していくのです。寒さが悪循環を生んでしまいます。
では、どのように対策をすればよいのでしょうか?
それは、「ポイントを絞った寒さ対策」になります。
 

 

「ポイントを絞った寒さ対策」とは?

この時期はどうしても、寒くならないようにたくさん着込んでしまいます。単に着込んだだけだと身体が動きづらくなるので、身体の中で冷やさないポイントを絞って寒さ対策を行うことが効果的です。
まずは、おなかを温めることです。特に腹巻きをお勧めします。おなかを温めることで内臓機能を高め、さらには下半身の冷え対策にもつながります。もし腹巻きだけで下半身が冷えるようなら、タイツ、スパッツなどを利用してもいいでしょう。
つぎに首の寒さ対策です。特に首の前側が重要になります。冬の猫背の原因は、「首元が冷えるのを避けて首をかがめる(肩をすくめる)こと」が多いです。首を温かくしておけば、猫背にも肩こりにも頭痛にもなりづらいのです。マフラーやネックウォーマーなどをするといいでしょう。「首元は冷えるけど、まだマフラーをするには早すぎるかも・・・」という方は、ストールやスカーフなどでもよいでしょう。首元の管理は、自律神経を整えるという意味でも重要です。
これらの対策をしっかり行い、今年の冬を健康に乗り切りましょう。

 

プロフィール

小林 篤史

柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

小林 篤史

一般社団法人日本施術マイスター養成協会代表理事
宮前まちの整骨院
http://www.machino119.com
日本初の猫背矯正専門治療院
「V-Style(ヴィスタイル)」
http://www.v-style.me

神奈川県横浜市出身。高校時代、横浜商業高校にてプロ野球選手を目指していたが、腰痛など度重なる故障により挫折。その中で日々の健康管理の重要性を感じ、日本大学文理学部体育学科に進学、トレーニング理論、機能解剖学を専攻した。卒業後、某フィットネスクラブにて指導にあたった後、治療家への門を叩くカイロプラクティックのD.C.、冷え症治療の第一人者、顎関節治療の専門家など、いろいろな先生に師事した。整形外科、整骨院、整体院、鍼灸マッサージ院などの勤務経験を積み、2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院・宮前まちの鍼灸マッサージ院」を開院した。以後「ビオラ整骨院グループ」を設立し、整骨院3院を経営。健康講座など地域への活動も行っている。また、治療家向けセミナーも開催し、後進の育成にも力を注いでいる。
※ドクター・オブ・カイロプラクティック

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