ユースキン製薬のうるおいエイジングケアプログラム

施術マイスターが語る 健康コラム

第11回

食べる順序を変える!?
“正月太り” を防ぐ すごし方

いよいよ年末年始ですね。忘年会などの宴会も真っ盛りのことでしょう。この時期、どうしても美味しいものを食べたり、アルコールの量が増えたりしますよね。ここで、気になるのが「正月太り」です。正確には「年末年始太り」ですね。これは忘年会や新年会の影響があると考えられます。
しかし、「正月太り」の原因は、それだけではないのです。自律神経の面から見ても、年末年始は太りやすい傾向にあります。この時期、たいていの方は仕事が休みになりますよね。すると働かなくてよいわけですから、必然と身体は「お休みモード」になります。普段、活動的な人が、休みに入るこの時期にのんびりと生活するようになります。
これを自律神経のはたらきにあわせて説明すると、仕事をしているときは活動的な神経である「交感神経」が優位にはたらき、逆に休みのときは休息的な神経である「副交感神経」が優位にはたらきます。エネルギーを消費する「交感神経」と比較して、「副交感神経」が優位にはたらくとどうなるでしょう?それは自律神経が「エネルギーを蓄積する」方向に傾きます。
さらには、お正月は気温も低く家の中で過ごすことが多いため、食事以外にお菓子などの間食をしてしまいますから、余計に太りやすい時期ともいえるのです。
 
そして太ることは身体にも良くないのです。

当院の患者様を診ていると、この時期に最も多い症状のひとつに「ギックリ腰」があります。
理由のひとつとして、年末年始の暴飲暴食が挙げられます。 体重が増え身体が重くなり、筋肉がかたくなり、身体を痛めやすくなってしまうということです。そもそも体重が増えると身体が重くなりますよね。体重が1kg増えると、歩いているときの身体への負担は4kg、走ると10kg増えるとも言われています。普段から腰痛があり特に治療をせずに、だましだましすごされている方がいたら要注意です。体重が増えることでその負担が一気に増しますから、あまり良いとはいえません。

では「正月太り」をどのように予防したら良いのでしょうか?

 「食べる量を制限する」というのが理想ですが、これは難しいですよね。ただ「食べる順序を変える」だけでも急激な体重増を予防できます。例えば始めサラダなど食物繊維の多い食品からとっていくのはとてもいいと思います。また、この時期は内臓が冷えやすく、胃腸の働きが悪くなりがちです。そうすると身体に食べ物を蓄積しやすいので、始めにスープなどの温かいもので胃を温めるとよいでしょう。あとは身体の血流を上げて冷えを予防することです。冷えは特に下半身太りの原因となります。寒くなると身体の筋肉が固まります。筋肉が固まるとその固くなった筋肉の上から皮下脂肪が乗りやすいので、注意が必要です。普段よりストレッチなどを行ったり、ウォーキングなどで身体を温めて血流を促進し、エネルギーを消費しやすい身体を作るように心がけましょう
皆さんも、健康に留意して、楽しく素敵な新年を迎えられますように!

 

プロフィール

小林 篤史

柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

小林 篤史

一般社団法人日本施術マイスター養成協会代表理事
宮前まちの整骨院
http://www.machino119.com
日本初の猫背矯正専門治療院
「V-Style(ヴィスタイル)」
http://www.v-style.me

神奈川県横浜市出身。高校時代、横浜商業高校にてプロ野球選手を目指していたが、腰痛など度重なる故障により挫折。その中で日々の健康管理の重要性を感じ、日本大学文理学部体育学科に進学、トレーニング理論、機能解剖学を専攻した。卒業後、某フィットネスクラブにて指導にあたった後、治療家への門を叩くカイロプラクティックのD.C.、冷え症治療の第一人者、顎関節治療の専門家など、いろいろな先生に師事した。整形外科、整骨院、整体院、鍼灸マッサージ院などの勤務経験を積み、2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院・宮前まちの鍼灸マッサージ院」を開院した。以後「ビオラ整骨院グループ」を設立し、整骨院3院を経営。健康講座など地域への活動も行っている。また、治療家向けセミナーも開催し、後進の育成にも力を注いでいる。
※ドクター・オブ・カイロプラクティック

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