ユースキン製薬のうるおいエイジングケアプログラム

施術マイスターが語る 健康コラム

第12回

えっ、足の冷えは汗が原因!?

この冬は寒波が押し寄せていて、例年より寒い感じがしますよね。私の治療家としての15年の経験から、このように身体の芯から冷える時期は、確実に治療の方法を変えていく必要があります。特にこの時期は、肩こりや腰痛で悩む方が多いのですが、どんな症状でも「冷え」について考える必要があります。
「冷え」と言えば、思い浮かべるのが「足の冷え」ではないでしょうか。
最近、足が冷えているにもかかわらず、足の裏にびっしょり汗をかいている方が多くいらっしゃいます。
なぜ、冷えている足で汗をかいてしまうのでしょうか?
そもそも汗は、体温調節をするために使われるものだと、理科の授業で学習したと思います。
要因は二つあります。
 
 ひとつは“足の裏は他の身体の部位より汗腺が多い”ということです。

つまり、他の部位より汗をかきやすいということがいえます。 靴下を履いて、さらに靴も履いて、一日を生活している方も多いでしょう。 そんな足は通気性が悪く、汗の水分で蒸れてしまいます。

 もうひとつは“皮膚の体温調節機能の誤作動”が考えられます。

全身の体温調節は延髄でコントロールされています。 人間の体温は標準的に36℃前後に設定されていますから、気温の上昇などにより体温が上がると、汗をかくことにより、元の体温に戻そうとするのです。 しかし、足の温度が低いのに汗をかくということは、汗をかかせる温度が低めに設定されているということになります。これは、足が冷たいことが当たり前になり、それに身体が慣れてしまったことで起こります。 つまり、足においての温度調節がうまく出来ていないのです。
 対策としては、足の「温冷交代浴」がオススメです。
「温冷交代浴」とは、温かいお湯の刺激と冷たい水の刺激を交互に行うことにより、毛細血管の収縮を起こさせ、皮膚の温度調節の誤作動を取り除く効果があります。また皮膚の感覚として、乾布摩擦を行うのもよいでしょう。このときに静電気を起こしたくないので、できるだけ綿など天然素材のタオルを使った方がよいでしょう。
さらには、足のマッサージを行うことをオススメします。特に膝下から足指の先までを入念に行います。マッサージをすると血行が促進し、身体全体が温まります。乾燥するこの時期は保湿クリームを一緒に使うとよいでしょう。ぜひ、実践してみましょう。

 血行促進マッサージにはこちらのクリームがオススメ

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プロフィール

小林 篤史

柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

小林 篤史

一般社団法人日本施術マイスター養成協会代表理事
宮前まちの整骨院
http://www.machino119.com
日本初の猫背矯正専門治療院
「V-Style(ヴィスタイル)」
http://www.v-style.me

神奈川県横浜市出身。高校時代、横浜商業高校にてプロ野球選手を目指していたが、腰痛など度重なる故障により挫折。その中で日々の健康管理の重要性を感じ、日本大学文理学部体育学科に進学、トレーニング理論、機能解剖学を専攻した。卒業後、某フィットネスクラブにて指導にあたった後、治療家への門を叩くカイロプラクティックのD.C.、冷え症治療の第一人者、顎関節治療の専門家など、いろいろな先生に師事した。整形外科、整骨院、整体院、鍼灸マッサージ院などの勤務経験を積み、2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院・宮前まちの鍼灸マッサージ院」を開院した。以後「ビオラ整骨院グループ」を設立し、整骨院3院を経営。健康講座など地域への活動も行っている。また、治療家向けセミナーも開催し、後進の育成にも力を注いでいる。
※ドクター・オブ・カイロプラクティック

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